分数の読み方

分数の読み方
2 分の1 はone second といわずに、a half という

松野町夫 (翻訳家)

分数(fractions)は、横線の上下に数を配置して、3段(=3行)で表記する。3段表記は手書きのときは問題ないが、キーボードから入力することはできない。そこで英米人は通常、斜線の前後に数を配置し1/2, 1/3, 2/3 ... というように、1行で表記する。

分数は、日本語では分母から読み始め、「にぶんのいち」、「さんぶんのいち」、「さんぶんのに」というように、すべての分数について「~分の~」という読み方で統一されている。英語では分子から読み始め、単純な分数と複雑な分数とでは読み方が異なる。これは不便だが、しかし英語は分母がサイズ(What size?)、分子がその個数(How many?)を端的に示しており、そのわかりやすさに驚嘆する。

単純な分数
単純な分数の場合、分子は基数(one, two, three ...)、分母は序数(first, second, third ...)で読む。ただし、1/2 「にぶんのいち」は one second といわずに、a half という。a half は実際には、two and a half (2½) miles/hours/years など、帯分数のときに使用する場合がほとんどで、普通は a をつけない(half of the population 「人口の半分」)。

1/2 「にぶんのいち」 (a half) → one half でもOK。
1/3 「さんぶんのいち」 (a third) → one third でもOK。以下同様
2/3 「さんぶんのに」 (two thirds)
1/4 「よんぶんのいち」 (a quarter, a fourth)
3/4 「よんぶんのさん」 (three quarters, three fourths)
1/5 「ごぶんのいち」 (a fifth)
2/5 「ごぶんのに」 (two fifths)
3/5 「ごぶんのさん」 (three fifths)
4/5 「ごぶんのよん」 (four fifths)
3/10 「じゅうぶんのさん」 (three tenths)
7/10 「じゅうぶんのなな」 (seven tenths)
13/14 「じゅうよんぶんのじゅうさん」 (thirteen fourteenths)
5/32 「さんじゅうにぶんのご」 (five thirty-second)
1/100 「ひゃくぶんのいち」 (a hundredth)
5/1000 「せんぶんのご」 (five thousandths)

複雑な分数
複雑な分数の場合、分子も分母も基数で読み、中間に over を挿入する。 over の代わりに、divided by でもOK。たとえば、

62/421 「421分の62」 (sixty-two over four hundred twenty-one)
123/456 「456分の123」 (one hundred twenty-three over four hundred fifty-six)
423/500 「500分の423」 (four hundred twenty-three over five hundred)

用例
報告書は2/3を終えています。
I’ve finished 2/3 [two thirds] of my report.

回答者の3/5強は原発の閉鎖を望んだ。
Over 3/5 [three fifths] of those questioned wanted the nuclear power stations to close.

この時計は1/100秒まで正確です。
This watch is accurate to 1/100 sec. [a hundredth of a second].

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