たわわタウン谷山

たわわタウン谷山
バーコードは何件までの商品を処理できるの?

松野町夫 (翻訳家)

鹿児島市谷山に最近、「たわわタウン谷山」というファーマーズマーケット(農産物直売所)がオープンした。これはJAグループ鹿児島が主導する複合型商業施設で、もともと農業試験場だった広大なスペースに、地元の農産物を直売する「おいどん市場」や、スーパーのエーコープ(A-COOP)、農家レストラン、ファッションのしまむら、100円ショップのダイソー、ドラッグイレブンなど、約12店舗で構成されている。

「たわわタウン谷山」は自宅から歩いて20分ほどの距離なので日常の買い物にはちょっと不便だが、先日、夕方の散歩がてらに妻と二人で立ち寄ってみた。まず、A-COOPの店頭でJADDOカードを妻名義で申し込み入手した。JADDOカードは、JAグループ鹿児島の施設・店舗ならどこでも使える便利でお得なポイントカードのこと。ちなみにJADDO(じゃっど)は「そうですね」という意味の鹿児島の方言で、津軽弁の「んだ」と同じように、相づちによく使う。たとえば、
「今日は暑いね」→「そうですね」(標準語)、「じゃっど」(鹿児島弁)、「んだ」(津軽弁)

「おいどん市場」で買い物をしていたとき、妻が突然、「あれ、松野食品があるわよ」と叫んだ。驚いて陳列棚を確認したら、すし具やごぼうの味噌漬けなど、5アイテムほどが松野食品の製品だ。松野食品は兄夫婦が定年退職後に始めた「手作り無添加」の食品会社。松野食品の製品は、天文館の「かごしま産直市場」や鴨池の「おいどん市場 与次郎館」で買うことができるが、自宅から歩いて行ける距離ではないので、たまに利用する程度だった。その日、早速その場から携帯で、私は兄夫婦に電話し、電話に出た義姉に「おいどん市場」が近場にオープンし、松野食品が店頭に並んでいることを伝えた。

それから数日後、たまたま別の用事で義姉と電話で話していたとき、「町夫ちゃん、忙しいでしょうけど散歩のついでに、おいどん市場に立ち寄って、うちの商品の在庫をチェックしてもらえないかしら、1週間に1度でいいんだけど…」と義姉から依頼された。数点のアイテムの在庫チェックは、簡単にできることなので「わかりました」と軽く引き受けたが、バーコードが商品に貼付されているのに、なぜその必要があるのか不審に思い、たずねたところ、JA肝付吾平町のバーコードは、製品の売上げは、個々の商品別ではなく、漬物として一括して通知され、どの商品が何個売れたのかが不明なため、出荷にとまどうとのことだった。しかし、一括ではバーコードの利便性が半減する。なぜ、個々の商品別にしないのかたずねたら、JA肝付吾平町には多数の生産農家が加盟しており、それぞれ異なる品目を扱っているので商品別にしたら全アイテム数が多すぎて対応できないからとのことだった。

いったい、現在のバーコードは何件までの商品を処理できるのだろうか?
バーコードにはいろいろな種類があり、処理できる商品の件数は、商品アイテムコードの桁数により異なるので、一概には言えない。ここでは国内で最も普及している標準的なバーコード、JANコード標準タイプ(13桁)を例にとる。JANコード標準タイプは現在、事業者コード(9桁)、商品アイテムコード(3桁)、チェックデジット(1桁)の合計13桁で構成されている。つまり、商品アイテムコードに3桁割り当てられているので、001, 002, 003 … 999まで合計999件(約1,000件)の商品を取り扱うことができる。ただし、2000年12月31日以前のJANコードは、事業者コード(7桁)、商品アイテムコード(5桁)、チェックデジット(1桁)の合計13桁で構成されているので、99,999件(約10万件)までの商品を処理できる。

JANコードはJIS規格に準拠し、米国のUPCコード、欧州のEANコードなど、国際規格と互換性があるので海外取引にも有効だ。JANコードは(財)流通システム開発センターが一括管理しており、事業者がここにバーコードを申請すると、取り扱い商品の少ない事業者にはひとつ、取り扱い商品の多い事業者には複数の事業者コード(9桁)が貸与される。詳しくは、流通システム開発センターのホームページ http://www.dsri.jp/index.htm を参照してください。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック