未来時制 (future tense) その 3

未来時制 (future tense) その 3
I am going to do は便利で応用範囲も広い

松野町夫 (翻訳家)

準助動詞 be going to はとても便利な表現で応用範囲も広い。日常会話には欠かせない。しかも日本人でも簡単に使いこなせる。唯一の欠点は長いこと。will は1語だが、be going to は 3語もある。そこで会話では going to の部分は gonna 「ゴナ」と短く発音する。 going to = gonna

I am going to do that. → I'm gonna do that. そうするつもりだ。
What are you going to do? → What’re you gonna do? どうするつもりなの?
映画などで What’re you gonna do? はよく耳にするが、日本人には「ワユゴナヅ」と聞こえる。

be going to には主に2つの用法がある。

1. 予定や意志を表わす → I’m going to buy an electric car.
2. 未来を予測する → It's going to be cold tomorrow.

■ 「~するつもり」と予定や意志を表わす
これから何かをする場合、すでに決めてある場合とその場で決める場合がある。英語ではすでに決めてある場合には be going to を使用し、その場で決める場合には will を使用する。日本語の「~するつもり」がほぼ be going to に相当し、「~しよう」が will に相当する。

I’m going to buy an electric car. 電気自動車を買うつもりだ。
【私は買うことをすでに決めていた。その場で(対話中に)決めたのではない。以下同様】
I’m going to call my parents tonight. 両親に今晩電話するつもりだ。
I'm going to have to tell him the truth. 彼にほんとのことを言わなければと思っている。
I’m going to read a lot of books during my vacation. 休暇中に多読するつもりだ。
How long are you going to stay in Japan? 日本にどのくらい滞在なさるおつもりですか。
I’m going to be a pilot. パイロットになるつもりです。
She is going to be a doctor. 彼女は医者になるつもりだ。

A: What are all those bricks for? あのレンガ、いったい何のため?
B: I’m going to build a wall at the side of the garden. 庭園の縁に壁を作るつもりだ。

A: Are you going to watch the game on TV tonight? 今夜の試合、テレビで見るつもりですか。
B: No, I’m going to go to bed early tonight. いいえ、今夜は早めに寝るつもりです。

A: I hear you’re going to quit your job? 仕事、やめるつもりなんだって?
B: Yes, I’m going to get a better-paying job. ウン、もっと収入のある仕事に就くつもりだ。
A: When are you going to tell your boss? 上司にはいつ話すつもりなの?
B: I’m not sure. Perhaps I’ll try to see him later today. 決めてないけど、きょう後で会おうかな。

I’m not going to tolerate any more bad behavior! それ以上の無礼は許さないぞ。
= I won't tolerate any more bad behavior!
You are going to do as I tell you. 私の言うようにしてもらおう。
He's not going to cheat me. やつにずるいことはさせないぞ。
He’s going to suffer for this. あいつめ、このお返しはきっとするぞ。

■「~だろう」と近い未来を予測する
未来を予測する場合、will または be going to いずれも使用できる場合が多い。以下の例の be going toはほぼすべて will に置き換えることができ、意味もあまりかわらない。

It's going to be cold tomorrow. あすは寒くなりそうだ。
It's going to rain this evening. 今晩雨になりそうだ。
I'm going to be thirty next month. 来月 30 歳になる。
They're going to be here soon. 彼らはまもなくここへ来るだろう。
He's going to win by a knockout. 彼はノックアウトで勝つだろう。

Everything's going to be all right. 万事順調に行くだろう。
Tomorrow is going to be a busy day. あしたは忙しい日になるぞ.
I think it's going to be successful. これ、うまくいくと思うよ。
You're going to enjoy this. これ、気に入ると思うよ。
You’re going to fall if you’re not careful. 気をつけないと転ぶよ。
If we go on like this, we’re going to lose all our money.
こんなこと続けていたら、財布がすっからかんになるよ。
You’re going to turn the glass over if you’re not more careful.
もっと注意しないと、コップをひっくりかえすことになるよ。

しかし現実(現在の状態)から未来を予測するときは be going to を使用し、will は使用しない。

It’s getting very humid. We are going to have a storm. 蒸し暑くなってきたね。嵐になりそうだ。
I feel awful. I’m going to be sick. 気分が悪いわ。病気になりそうよ。
He's terribly sick. I'm afraid he's going to die. 彼は重病だ。だめだろうと思う。
It looks like it's going to rain. この様子では雨になりそうだ。
The house looks like it’s going to fall down. その家は今にも崩れ落ちそうだ。
Have you seen Ann recently? She’s going to have a baby next month.
最近アンに会ったかい?来月出産だね。

be going to の過去形

be going to は、これからするつもりのこと(予定・意志)、あるいはこれから起こりうること(予測)を示す。いずれも意味としては未来と関係する。ところが実際には、決めたことや予測したことがそのとおり実現するとはかぎらない。そうならないこともある。こうした状況を説明するときは be going to を過去形にする。たとえば、

I was just going to call you. 今、君に電話しようと思っていたところだ。
I was going to take the exam, but I changed my mind. 受験するつもりだったが気が変わった。
I thought it was going to snow but it didn’t. 雪になると思っていたが、そうならなかった。

Mary was going to quit her job, but in the end she decided not to.
メアリーは辞職するつもりだったが、結局、思いとどまった。
We were going to invite you to our home last week, but she wasn’t feeling well.
先週、君を自宅に呼ぶつもりだったのだが、妻が体調をくずしてね。

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この記事へのコメント

noga
2012年03月07日 20:33

日本語には時制 (tense) はない。
過去・現在・未来のそれぞれの世界を脳裏に描くことは難しい。
前世・現世・来世に関するインド人の教えも、日本語脳では定かでない。
「我々はどこから来たか」「我々は何者であるか」「我々はどこに行くか」といった哲学的命題は考えられない。

理想 (ideal) は、未来時制の内容である。
意思 (will) も未来時制の内容である。
理想がなければ、未来社会の建設計画もない。
意思のないところに方法はない。(Where there’s a will, there’s a way).

意思はなくても恣意 (self-will) はある。
建設的な話はできなくても、出来心はある。
問題解決の能力はなくても、事態を台無しにする力だけは持っている。
政治は遅々として動かない。人々の頭を閉塞感が襲う。

英語のリスボンシビリティ (responsibility) は応答可能性であり、自己の意思により現実対応策を考えて行使するものである。
責任は、自由意思により果たすところが大切なところである。
意思なくしては、責任は果たせない (責任はとれない)。とかく、この世は無責任となる。

ところが、日本人には意思がない。子供・アニマルと同様である。
場当たり的な行動にでるしかない。
未来時制の内容に確信は持てない。不安ばかりが募る。
ただ目的の遂行だけを求められるならば、耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶことになるのは必定である。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
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